2010年度最終審査会レポート

2010年10月7日(木)、Movable Typeコンテスト2010のグランプリ、準グランプリを含む各賞を決定するための最終審査会を渋谷区セルリアンタワーにて行いました。

最終審査会では、Movable Typeを主軸としたサービス展開を行っている方や各種メディア関係の方々を中心としたMT業界の立役者となるメンバーでグランプリを選出するための話し合いが行われました。当日は総勢14名の審査員のさまざまな視点から意見が飛び交う場となりました。


審査会風景

審査会風景


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厳選なる審査を通過し選ばれた全22受賞サイトをご紹介します。


各審査員のコメント

最終審査会では、審査員の皆様から応募サイトへの感想やMovable Typeへの意見など貴重なメッセージをいただきました。その一部にはなりますが以下は審査委員の皆様からのメッセージをご紹介します。

関 信浩 氏(シックス・アパート株式会社 代表取締役)

前回、前々回のコンテスト開催のときに、ブログが進化して「コミュニティ」と「マーケティング」という二つの方向性がみえてきましたが、今回はその傾向がさらに顕著になりました。過去に比べ、サイトの表現力やコンセプトが非常によく練られており。全体的にレベルがさらに高くなりました。最終審査の対象となった約50サイトでは、特に教育機関のサイト、ECに連携しているサイトが多く見られ、教育現場でのコミュニケーションツールとして、またWebサイトとECをつなげるツールとして、Movable Typeというプラットフォームが広く使われていることを実感いたしました。
Movable Typeコンテスト 2010 総評コメント動画はこちら»

古賀 早 氏(シックス・アパート株式会社 常務執行役員)

今回、わざとボロボロのPCでサイトをチェックしてみました。殆どのサイトを初めて見るわけですが、サイトのユーザビリティや、スペックの低いPCでも使いやすいかどうか、コンテンツは面白いかを重点的に採点しました。皆さん、そういった点を意識しているからか見やすいサイトが多かったと思います。初めてサイトを見る人、またはスペックの低いPCで見てもみられるようなものがMovable Typeで作られているというのが、販売している我々からしても有難く、嬉しいことだというのを採点してみて改めて感じました。個人的には一押しだった「【アコモネット】オーストラリアのホテル・コンドミニアム予約」が選ばれなくて大変残念に思います・・・。

金子 順 氏(シックス・アパート株式会社 製品企画担当執行役員)

作品のレベルがすべて高いと感じました。個人サイトながら、作りこみが丁寧でデザインも美しい「narajin.net」、評価するのが難しいくらい高度に作られている「マチのホットステーション LAWSON | ローソン」、技術的にはすごく凝っているのだけれども、シンプルに作ることに注力されている「KAYAC DESIGNER'S BLOG」など。始めは簡単なサイトからスタートして、最終的にはここまでの大規模なサイトも構築できるという色々な方向性がみえてとても勉強になりました。

徳力 基彦 氏(アジャイルメディア・ネットワーク株式会社 代表取締役)

今回のMTコンテストは、ローソンやグランパスなど以前と比べて知名度の高い企業や組織の参加が目立ったコンテストだったように思います。個人でMTを利用し始めた人間としては非常に感慨深いコンテストでした。そんな中、ワンコウォッチさんはブログパーツでブログをつなぐという興味深いアプローチにチャレンジされていて印象に残りました。是非今後ともMTのブログならではの面を深彫りしていっていただきたいと思います。

森田 健太郎 氏(株式会社グリーンツリー 代表取締役)

グリーンツリー賞に選ばせて頂いた「ゾマホン・ドットコム」ですが、MT5のウェブサイト機能をフルに利用されて出来ているところを特に評価しました。サイトを確認しますと、階層ごとに細かくページ構成が異なっており、30を超えるブログの集合体で出来ているというコメントも納得する作りです。中身のテンプレートまでは見えないので、構造が分かりかねるところもありますが、かなり複雑な構造をしているのではないかと思っています。MT4でも実装は可能だと思いますが、このサイトの場合はMT5だからこそ効率的になせるサイトという意味で、大変評価をし、グリーンツリー賞に選ばせて頂きました。

諏訪 光洋 氏(株式会社ロフトワーク 代表取締役)

もうネタも限界か?と思っていると常に新しい発見があるのがこのMTアワードの醍醐味。そして今回優れた個人クリエイターの作品が多く、WebクリエイターのキャリアをMTとこのアワードからつくる「登竜門」であるということを実感しました。その審査員が出来ることは光栄ですし、今回のロフトワーク賞はPrismtoneさんと、そして他のキャリアをつくるクリエイターの皆さんに向けての「楽しみにしてます!」という気持ちを込めています。

小林 晋也 氏(株式会社スカイアークシステム 代表取締役)

今回、正直評価することができないと感じるほど、採点をするのが難しかったです。デザインやコンテンツを重視するのであれば、Movable Typeでなくても作ることができるし、何を軸に置いて評価しようかと非常に悩みました。そこで、Movable Typeの本質である人と人をつなげるインターフェイスとして活用するという原点に戻り採点を行いました。「大阪経済大学メッセージサイト「つながるブログ。」」では、Movable Typeを使うことでたくさんの人とコミュニケーションを取っていくという点が評価につながり選出しました。

馮 富久 氏(株式会社技術評論社 クロスメディア事業部部長代理)

今まで全4回の審査会に参加させていただきました。毎回感じるのが、回数を重ねるごとにサイトのクオリティが上がっている点です。加えて、3年ぶりの開催ということで、前回までには見られなかったTwitterを中心としたソーシャルメディアとの連携で、これはプラットフォームとしてのMovable Typeが浸透してきていることを裏付ける結果だと感じています。一方で、MTのプラットフォーム化が進むことで難しくなるのがFlashなどクリエイティブをメインコンテンツとしたサイトの評価です。今後はクリエイティブ賞あんどを用意することでさらに面白いコンテストになっていくのではないでしょうか。来年、再来年と続いていくことを期待しています。

船本 圭太 氏(株式会社GENOVA 取締役)

Movable Typeを導入することが目的ではなく、あくまでも目的を達成する手段として考えられているか。
また、サイトの目的達成をMovable Typeを使ってどのように具現化し導けているかを審査基準とし、採点させて頂きました。GENOVA賞では以下の観点より「産直いきいきコミュニティ」を選定しました。


  • MT5で出来る機能(ウェブサイト機能、マルチブログ機能、コメント機能等)を最大限活用し、運用を実現したこと。
  • 産地の方とそれを求める方とのコミュニケーションを生むサイト企画。
  • 回遊性を意識した導線設計。

弊社は、お客さまのビジネスにおいてMovable Typeがどのように活用できるかを徹底的に追及しており、それを根幹としてビジネスをさせて頂いておりますが、今回のコンテストの審査を通して、非常に学ぶことも多かったと感じています。

門田 康弘 氏(アイデアマンズ株式会社 取締役)

職人集団である私たちは、制作者側の目線で評価させていただきました。今回のポイントとしてMovable Typeを使っていると感じさせない、またらしくないサイトを作成するところこそMovable Typeを熟知しているのではないかと想定し採点しました。その中で、Movable Typeで遊びを感じるサイト作りをしている「KAYAC DESIGNER'S BLOG」が強い印象に残り、アイデアマンズ賞に選出しました。また「大阪経済大学メッセージサイト「つながるブログ。」」では、企画を始めて、どのように形にしていったのか制作工程を想像するだけでもわくわくするような点が投票のポイントになりました。

安田 英久 氏(株式会社インプレスビジネスメディア Web担当者Forum 編集長)

Web担当者Forumとして、最終審査では「検索エンジン対策ができているか」を中心にチェックしました。また、グーグルページスピードを使ってページ表示のパフォーマンスをチェックしたり、HTMLチェックをしたりもしましたが、特にページ表示速度は多くのサイトで改善の余地があります。多数あるCSSをまとめたり、サーバー側のキャッシュ指定を変えたりといったことを行えば、もっと訪問者が快適にページを見られるようになるでしょう。一方、Web担賞として「ふたば幼稚園」を選んだのは、SEOやページ表示とはまた違う視点からです。サイトを訪問する人にとって適切な情報が適切なフォーマットで提供されており、検索エンジンへの対応もちゃんとされているといったところが一番のポイントとなりました。

青山 満 氏(GMOホスティング&セキュリティ株式会社 代表取締役)

前回のコンテストから、特に企業サイトのレベルが高くなっていることに大変驚きました。準グランプリに選ばれた「マチのほっとステーション LAWSON|ローソン」ではMovable Typeであれだけのサイトを作るということに、これからの企業サイトの可能性を感じました。また「大阪経済大学メッセージサイト「つながるブログ。」」ではサイトの発想・コンセプトが非常に面白く、堅い印象を持たれやすい学校と学生をうまくつないでいると思います。弊社サイトも、もっともっと面白くできないか、そう考えさせられるコンテストとなりました。


Movable Typeコンテスト 2010 総評コメント

主催

シックス・アパート株式会社 GMOホスティング&セキュリティ株式会社